こんにちは、社員のIです。
客先に出ていましたが、作業がひと段落して自社に戻ったので、気になっていたIoT機器の検証を行っています。
使用する機器はRaspberry Pi 3 Model Bとカメラモジュール、各種センサー類です。
Raspberry Piについて簡単に説明しますと、Raspberry Pi自体がIoT機器という訳では無く、Raspberry Piが備えるGPIOと呼ばれる入出力端子にセンサー等をつなげて値を取得したり、機器を操作する為の中継機器になります。
インターネットと接続するのはRaspberryPiで、RaspberryPiとセンサー類をつなぐのがGPIOです。
ハードウェア構成の観点から見るとRaspberry Piはパソコンとさほど変わりなく、パソコンと同じようにLinux系かWindows系のOSをインストールして利用するのが一般的です。
今回は以下の検証を行いました。
- 温度・湿度をセンサーから取得してインターネットを経由してPCに送る
- 赤外線障害物検知センサーで検知した障害物の静止画をカメラで撮り、インターネットを経由してPCに送る
尚、IoT機器から上がる情報はインターネット上に構築したCloudサービスに保存して利用します。
このような流れです。
センサー
↓
Raspberry Pi(GPIO)
↓
Raspberry Pi(AWS IoT)
↓
Cloudサービス(AWS Lambda)
↓
HTML(ブラウザ)
検証結果です。取得したセンサーの情報をブラウザ上で表示しました。
※しゃべっている猫はライセンスフリーの画像です。特にIoTと関係ありませんが、ご愛嬌ということで。
ちなみに今回の検証で使用したRaspberry Piは、カメラとセンサーを接続し、このような姿になりました。
手作り感であふれてます...
所感ですが、センサー類は安価なセンサーキットを利用した為、実験レベルの利用には問題ありませんでしたが、温度湿度センサーの検知ミスや、カメラのシャッタースピードの遅さ等、細かい不便さが見られました。
しかし、センサーの組み合わせで様々な用途に使えるため、性能の良いセンサーを利用すれば面白いサービスが出来ると思います。